工作アイドル、欲しいものは作る。

わが家では、来年度の番組改編で興味を失うようなおもちゃは買い与えません。
ゲーム機も熱中しすぎて他の遊びをしなくなりそうなのでダメです。
子どもにも分かりやすい気が利いた理由が浮かばないので、
「うちは貧乏だから買えないの」と伝えています。

3歳くらいからそれを繰り返し言い聞かせられてきた多笑。
いつからか、
「うちは貧乏で何も買ってもらえないから、自分でつくるの」
と言っては、何でも自分でつくるようになりました。

今日の作品は手首のプリチェンミラーと腰につけているくるりんミラーチェンジ。
ミラーチェンジはクリアファイルをつかって
ちゃんと手書きのコスチュームを入れられるようにしてあります。
工作アイドル、欲しいものは作る。
工作アイドル、欲しいものは作る。

多笑が何でも自分でつくるのは
「買えない」と言い含めているからだけではありません。
アイドルを目指す多笑に、両親が至極真っ当なアドバイスをしているからというのもあります。

工作のウデが上がるたびに多笑を絶賛しているわれわれ夫婦。
多笑が「クッキングアイドルと工作アイドル、どっちになるか迷う」と言うので、
「工作アイドルの方がいいよ」と繰り返し言い聞かせています。

直感的にそちらの方が面白いというのもありますが、
競争率が低いからというのもあります。

世の中に「クッキングアイドルまいんちゃん」の後釜を狙う女の子はごまんといますが、
「わくわくさん」の後釜を狙う女の子はほとんどいないはずだからです。

それ以前に、
お父ちゃんお母ちゃんが、いつも多笑に伝えていること、それは
「アイドルになりたいなら、かわいいだけじゃだめ。
 何かほかの武器を身につけなさい。
 使い捨てにされるよ」
多笑はそれらを忠実に守って日々、工作にいそしんでいます。


いとこがDSを持って遊びに来た日には下の写真のとおり
靴の空き箱でパソコンを作りました。
画面部分にクリアファイルが貼ってあり、
好きな絵をはめ込むことができます。
工作アイドル、欲しいものは作る。

ちょっとしたサイズの箱を見ると必ず「ちょうだい!」と目を輝かせます。
先日はワインの空き箱を使って十数分でロボットを作っていました。
名前は「カミー」。
紙でできているから、だそうです。
工作アイドル、欲しいものは作る。


恥ずかしがりやで、絶対に人前で歌ったりできない子ですが、
「工作アイドル」の「工作」の方だけは着々とレベルアップしています。

(夫記)








2014年04月29日 Posted by安斎 at 19:31 │Comments(0)

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