6歳児の友情

毎朝、一緒に登校するご近所のKちゃんと
仲良くなった多笑。
当人同士で約束を交わし、
互いの家を行き来するようにもなりました。

Kちゃんがはじめてわが家に遊びに来たときの様子は、
夫が記しましたが、当日を迎えるまでに、
母親同士での時間のすり合わせがあったのでした。

娘「Kちゃんに、遊びに来てって言ったよ」
母「そうなの。いつ?」
娘「今度の土曜か日曜の、10時か11時か、10分」

こんな調子ですから。
また、とある日。帰宅するなり。

娘「Kちゃんと、帰ったら会おうって約束したの。
  6時か7時に、外で待ってるから」
母「え、もう6時過ぎてるけど」

あたりが暮れかけた7時、外で友を待つ多笑。
結局、Kちゃんは現れなかったけど
(そりゃそうだ)、
多笑はまったく気にすることもなく。

また、とある金曜日。

娘「明日、Kちゃん、遊びに来るからね」
母「そうなの。何時かな」
娘「わかんない」

そして迎えた土曜日。
前回同様、10時にやってくることを想定していたけど
30分を過ぎても現れず。

母「来ないねー」
娘「うん。土曜か日曜って言ってたの」
母「え、そうなの?」

すごいな、その無頓着ぶりは。

でも、そりゃそうだよね。
まだ時計もカレンダーも、読み方を知らない同士が
約束を交わしてるんだから。

子どもが時間をどう把握しているのかわからないけど
昨日を含む「過去」と、明日を含む「未来」は、
かなりざっくりしている。

だから「明日、一緒に遊ぼう」という金曜の約束には、
土曜も日曜も含まれているんだろう。

そんなことより、なによりも。
娘に「一緒に遊ぼう」と約束できる友ができたことが、
母はうれしいのでした。

6歳児の友情

(母記)




2015年07月11日 Posted by安斎 at 18:13 │Comments(0)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。